介護職の「魅力」と「やりがい」意外と多い
意外と楽しい高齢者とのコミュニケーション
介護職の仕事は高齢者の身の回りのお世話をするのが主な仕事です。そのため、高齢者とのコミュニケーションは欠かすことができません。だいぶ年齢の違う高齢者とコミュニケーションが取れるのか不安に思うかもしれませんが、長い人生の中でさまざまなことを経験してきた高齢者だからこそのユーモアあふれる会話を聞いているだけでとても楽しく、どれだけ話していても飽きることはありません。中には高齢者とのコミュニケーションが仕事の楽しみのひとつだと話す介護職員もいます。
また、高齢者のお話からはさまざまなことを学ぶこともできます。仕事に対する姿勢から女の子の誘い方など、長い人生の中で経験してきたことを働きながら学ぶことができます。
自分の力で元気になった姿がみられる
高齢者の身の回りのお世話をするのが仕事の介護職員ですが、生活全般の補助をすることもあれば、あえて何もしないこともあります。なぜなら、その人のできる範囲を見極めて、無理のない範囲で一緒に行うことも介護のひとつだからです。高齢者を想うなら、優しく接するだけではなく時には厳しくいていくことも必要なのです。こうした取り組みを続けていくうちに、1人ではできなかった入浴や着替えもできるようになり、自立した生活に一歩近づくことができますが、1人でできるようになったときの姿は言葉では言い表せないほどの感動を与えてくれます。
真心のこもった「ありがとう」をいってもらえる
高齢者の身の回りのお世話をしていると「ありがとう」といわれる機会が多いことに気付くはずです。聞き慣れた言葉ですが、身の回りのお世話をしてもらっているという気持ちが込められているため、ただの「ありがとう」よりも心を打つ重みがあります。この「心からのありがとう」をいってもらえるは介護職員の特権であり、大きな魅力です。
コミュニケーションスキルがアップ
介護職員として働いていると高齢者だけでなく、ご家族の方や地域の方と交流する機会も多くなります。子どもから大人までたくさんの人と接するため、働いているうちに自然とコミュニケーションスキルもアップします。とはいえ、社会人経験の少ない20代の場合、言葉遣いに不安がありなかなか積極的にコミュニケーションが取れない、ということもあると思います。しかし、そう不安に思うことはありません。高齢者がしっかりと指導してくれます。
将来性が期待できる
介護職は出世しにくいといわれることが多いのですが、一概にそうとはいい切れません。資格を取ったり経験を増やしたりすればするほど給与は上がり、出世の道も開けてきます。施設によっては資格取得の後押ししてくれるところもありますし、研修が縁で他の施設の施設長になった、という話も結構あります。
また、これから先の日本は高齢化がますます加速していくことが予想されるため、介護職の需要も高まるとされています。そのため、介護職員を確保するために国会でも待遇改善が騒がれており今後はもっと好条件になる可能性があるため、需要が高いだけでなく将来性のある職業だといえます。