20代での転職だからこそ抱えてしまう悩みごと

20代での転職だからこそ抱えてしまう悩みごと

またすぐに辞めてしまうと思われる

年齢が上がれば上がるほど難しくなるのが転職です。いくら介護職では年齢が問われないとはいえ、できるだけ若いうちに転職した方が有利に進められます。実際、介護業界では若い人を積極的に採用する傾向があるため、20代という年齢での転職は他の年代の転職者よりも有利に進めることができます。しかし、20代での転職ということは社会人として働いた年数は長くても10年程度、場合によっては数年で転職していると捉えられてしまい、「前の職場で数年しか働けなかったのなら、ウチには何年勤めてくれるのだろうか?」と考えられてしまうデメリットもあるのです。これは面接官だけでなく、本人も自覚しているため、「早く辞めると考えられていたらどうしよう」と悩んでしまう人もいます。

アピールできる材料が少ない

前職での勤務年数が短いということはキャリアも短いということでもあります。そのため、面接でよく聞かれるスキルについてもまだ身についていない可能性が高いため、「自分にはこういうスキルがあります」とはっきり伝えることができません。転職の場合は即戦力として期待されていることが多いため、アピールできるようなスキルや強みがないと悩んでいる人も少なくありません。しかし、20代の転職ということで面接官も勤務年数が少ないのはある程度想定済みです。アピールできる材料がないと悩むのではなく、なぜ前の職場を辞めたのか、退職理由を理論的に説明できるよう準備しておきましょう。面接官に納得してもらえるような理由が説明できれば、年数の短さはマイナスポイントではなくプラスに考えてもらうことができます。

新しい職場で人間関係が築けるか

仕事をしていく上で人間関係は切り離せません。特に介護職はチームワークが必要とされるため、新しい職場へ転職する場合は良い人間関係が築けるかどうか、チームの輪に上手く溶け込めるか不安に思う人もいます。良好な人間関係を築くためにも、まずは新参者であることを意識し謙虚な姿勢で接しましょう。しかし、前の職場を人間関係が原因で辞めた場合、また同じ境遇になってしまったら…と不安に思ってしまうかもしれません。不安を抱えたままだと新しい職場に馴染むのも時間がかかってしまうため、人間関係が気になるようでしたら、事前に施設見学ができるかどうか確認してみましょう。施設見学がOKなところは、外部の人に見られても構わないほど風通しの良い人間関係を築いている施設である可能性が高いため、安心できます。

希望通りの仕事ができるかどうか

20代で介護職に就いている人の多くは「社会に貢献したいから介護職に転職した」と高い志や理想を持っています。ですが、介護職は施設の意向に沿ってチームで働かなければならないため、好きな仕事だけをすることはできません。そのため、持っていた理想と現実とのギャップに悩んでしまう人もいます。